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※蘭視点シナリオより――

【蘭】
「っ!??」

ニヤリと笑ったカケル君は、
今度は小鳥ちゃんの顎をつかみ引き寄せた。

そしてそのままぺろりと小鳥ちゃんの唇を舐める。

その間も、小鳥ちゃんの携帯は震動を続けていて、
太ももを愛液が伝っているのも分かった。

……もう、止めて。

【カケル】
「オレが満足させてやってんのは、
 体だけじゃないんだぜ」

カケル君はなおも言葉を続けながら、
小鳥ちゃんの唇を自分の舌で犯す。

【小鳥】
「ん……ちゅ……ふ……はぅ……
 んんっ……ん……んんう……う……」

小鳥ちゃんの溜め息のような喘ぎも耳に届く。

カケル君は、唇では飽き足らず口の周り、顎、耳まで、
たっぷりと舐め回し、舌を差し入れる。

その間も小鳥ちゃんのアソコへ突っ込まれた携帯は
鳴り続けて――。

いや……。

【カケル】
「愛情も、センセーとは比べものになんねーくらい
 たっぷり与えてやってる」

【カケル】
「センセーみたいな生半可な愛情じゃ、
 満足できねーみたいだぜ。
 しかも……センセーって、ほんとは『男』好きだし」

いや……いや……。

【カケル】
「くくっ……センセーがどれだけ頑張った所で、
 何もかも足んねーんだよ。残念だったな」

もう止めて……っ!

耳を塞いで目を閉じる。
分かっていた。分かってる事だった。
だからこそこんなに辛い。

女のあたしよりも、
ほんとの男の方がいいんじゃないかって。
ずっとずっと不安だった。

そして、そうだろうとどこかで思っていた。

だから……だからこそ……
カケル君の言葉が胸に突き刺さる。

けれどいくら耳と目を塞いでも声は漏れ聞こえてくる。

【小鳥】
「んむ……ふぁっ……あふっ……あっあっあっ……」
 あぁんっ……」

もういやだ。
いやだ。

今すぐここから逃げ出して、
何もかも無かった事にしてしまいたい……!

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